こんにちは！
ぽんこつナースこと、じゅんしょーです。
看護師として働くことになって最初に浮かぶ不安は何でしょうか？
「うまくやっていけるかな」
「同期と仲良くなれるかな」
「先輩たち怖いかな」
いろいろありますよね！ただ、それらって入職してからじゃないと分からないことなのでちょっと置いといて…
これを見てくれる人は入職前、見てくれている時期によっては国家試験の合格発表前だったりします。とすれば、それ以外でいま不安になることといえば、「入職までに何を準備したらいいのか」ではないでしょうか？
入職したては新しいことを学んだり覚えたりで大変。入職後、「事前に準備しておけばよかった」という声は少なくありません。
時間が作りにくくて「あらかじめ買っておけばよかった」ってなることが多いんですよね。俺もそうだったし、同期で同じ配属になった友人もそんな感じでした。
また、きちんと準備をしていた同期に言わせると、「買わなければよかった」っていうものもあるんです。俺からすれば、準備しなくて良かったんだか悪かったんだか…
用意したはいいけど、病棟にあるからわざわざ買わなくていい物だったり、実際働き始めたら予定外の配属先になってしまってそこでは使わなかった、っていうケースなども。
そこで今回は、万全な状態で働きたいという方に、看護師に欠かせない基本アイテムを紹介していきます。
自分で用意しておくといいよっていうもの、病棟にあるから買わなくてもいいかもよっていうものも紹介していきます。ぜひ参考にしてみて下さい。
①４色ボールペン
看護師の超必需品。よくある看護師のおすすめアイテムランキングで必ず上位に入るやつです。
黒・赤・青の3色あれば安心ですが、 4色（緑）必要な場合もあるので、あらかじめ購入しておいていいかと思います。
俺が使ってるのはこれ。ジェットストリームの4色ボールペンのシャーペン付き！当時は普通のボールペンに比べると高く感じたんだけど、毎日使うものだから使いやすい物を買うべきかと。今思い返すとね。
（今はセール中なのか１０００円切って買えるみたいですね！お得。）
先輩とか同期もみんなこれ使っていたので、真似して購入しました。
「看護師用に作られたの？」というぐらい使ってる人が多いです。
いやー、書きやすい。便利。１度これを使っちゃうと、他のペンの書き心地が悪くなるので注意です。１００均のペンは絶対使えなくなるのでw
あと、黒は使用頻度が高いので、替え芯も数本常備しておくとより良いです。
入職したての頃、黒と赤と青と緑を１本ずつ持ち歩いてて、黒を使って赤を使うときって１回１回出し入れしていてずっと面倒なことしててw
「もったいないから全部使い切ったら４色ボールペン買おう」と半年近く耐えて使い切ったことを思い出しました。
注意してほしいのが、最近は消せるボールペンも出ていますが、カルテの記載や重要書類へのサインなどには利用できないのでおすすめしません。便利なんですけどね。
②油性マジック（黒）
学生時代はあまり使う機会がなかったと思いますが、テープへのメモ（日付を書くなど）やマーキングでよく使うようになります。
太いのはちょっと邪魔なので、細いやつがいいです。
③ストラップ付きハサミ
テープ、ガーゼ、包帯、ドレッシング剤のカットなどに使います。
家のハサミだとガムテープとか切るとベトベトするじゃないですか？医療用に使われるハサミって不思議とベトベトしないんです。調べてみると、フッ素加工されているのでテープなどを切ってもくっつかないし、水にぬれてもサビつかないみたいです。
ガーゼや包帯などは患者さんのサイズに合わせて沿って切ります。患者さんのそばで使うことが多いので、間違って皮膚を傷つけないように刃先が丸まっていたり、刃先にガードが付いている安全なものを選ぶようにしてくださいね！
また、衣服に穴が開かないようにガードが付いているもの、落下防止のためのストラップやポケットに留めるためのクリップ付きがおすすめです。ポケットにクリップで留めておくと落下防止になるんです。新人の頃って俺だけかもだけど、前かがみになって物を落としがちなんですw
床に落ちたら不潔だし、いちいち拾うのもひと苦労なので。これらは看護師用に販売されている物には付いているから問題ないかと思います。
ハサミはなによりも安全面重視でいきたいですね。
④ナースウォッチ
呼吸数、脈拍数などバイタルサインの測定だったり、タイムリーに動くための時間管理に用いられたりいろんな場面で必要な時計。
腕時計はケア時に患者様を傷つけてしまうかもしれないし、バンド部分がが不潔になりやすく感染源になるので、安全面・衛生面から基本的に使用しません。
病院によっては使用禁止のところもあったりします。
個人的にもおすすめできません。
というのも、実は入職したての頃は腕時計してました。最初の給料で買った白い時計。かっこ良くて気に入ってて、仕事中も付けてたんです。で、いつも通りに
朝ステーション来て、情報収集して、患者さんにあいさつしてバイタル測定、環境整備、清拭…
みたいな普段通りの仕事をこなしてたら、あるとき気付いたんですよ。
白いはずの時計が一部分が茶色くなってるんですね。茶色くなったというか、茶色い豆ぐらいの何かがついてたんです。どうやら、清拭時の陰部洗浄のときについちゃってたようで。気付いた時にはちょっと遅くて、拭いても茶色が少し染み込んでしまい…それからはナースウォッチですね泣
チェーンが３タイプあるのがいい！
今は病棟でこれを使っています。頂いたナースウォッチなんです。元々持っていた形状が似たものは使い始めたその日から塗装が剥げたのを覚えていますが、半年たった今のところ何もなく使用できています。そして軽い！普段胸ポケットからぶら下げていてそれなりの重さを感じていたところ、それがなくて付けているのを忘れるぐらいの違いがあります。
こんな感じでみんなナースウォッチを買います。大体の人が。胸ポケットなど着衣にクリップで留められるタイプが定番。秒針は必須で、業務で水を使うこともあるから防水機能付きや、夜勤用のためにもライト付きがいいですかね。
で、注意してもらいたいのがおすすめで挙げたナースウォッチですが、それなりの値段するじゃないですか？検索すれば1000円以内のもっと安い物もあります。なんでこれを挙げたかというと、安めの500～800円ぐらいの安いナースウォッチを使っていた同期が1〜2ヶ月で使えなくなったり、電池切れたりしていたので、「それなりのものを買った方がいいよ！」ということなんです。
「電池なくなったら交換すればいいんじゃないの？」と思うかもしれないんですけど、電池交換って1000円ぐらいするから買った方が安いってことになっちゃう。交換の方が高くつくから、使い捨て状態になるのがもったいない。
「それなりのものを買った方がいいよ！」というのは俺の同期からの訴えw
販売ページにある通り、「良い物を長い間快適に使えるから結果的にコスパがいい！」。ちなみに、楽天で購入してレビューを書き込むと２年保証が３年に伸びる模様。ぜひ参考に。
⑤ペンライト
患者さんの対光反射や瞳孔径を観察する際に眼球にライトを当てます。脳外科病棟では必需品です。
それ以外でも口腔内の確認、医師の処置中の手元を明るく照らす、夜勤中は懐中電灯の代わりになるなどいろんな場面で活用できるので、仕事中は手放せない存在です。
↓これはLEDじゃないので、患者さんの対光反射や瞳孔径の観察に使えます。
で、脳外科勤務の俺は2本のペンライトを持ち歩いています。
柔らかい光のペンライトは患者さんに使用、眩しい光のペンライトは懐中電灯代わり用と使い分けています。眩しい光を患者さんに当てて網膜障害とか起こしたら大変ですよね。
↑で書いた「患者さんに使用するもの」を購入するときには「LED」でないものを選びましょう。眩しい光のペンライトは「LED」という表記があります。照度が強すぎるので目に向けることは厳禁です。患者さんの対光を確認する目的では絶対使用しないようにお願いします！（「ソフトLED」の表記であれば柔らかい光なので大丈夫です。）
↓こんな感じでLEDなのに瞳孔計が付いてるから勘違いさせるよね…（これはソフト）
⑥電卓付きタイマー
正確性が求められる点滴の滴下速度の計算には電卓を使います。そして、タイマーがあるといろんな場面で使えて便利です。
みんなも近いうちに複数の患者さんを受け持つことになります。あるあるなんですが、時間指定される業務を抱えながら、患者さんのナースコール対応に追われる、など慌ただしくなることがあったり、その合間に記録も書いたり…
それぞれのスケジュール把握は結構大変で、忘れないためにもタイマーは準備しておいた方がいいんじゃないかと思います！点滴管理（点滴の交換時間の把握）以外にも患者さんの再検、検査出しなどいろんな業務に使えます。
↓こっちは電卓・点滴の滴下速度の計算・タイマーがまとまったもの。
普通の電卓に比べて少し高いんだけど、「滴下計算や滴下数を合わせるのが苦手」という人は持っておくと便利です。
⑦まとめ
どうでしたか？この他にも、印鑑もあると便利かと思います。ボールペンでサインでも済みますが、印鑑があるとポンっと押すのも楽ちんです。
みんな国試後で体を休めてる時期ですが、まだこういったグッズを買っていない人はそろそろ準備を始めてもいいかもです。入職直前になって購入しようとしても売り切れてることが多いので注意したいところ。そろっていない状態で入職してモヤモヤするよりも、今のうちに余裕を持って準備しておきたいですね。もう購入した人は「あ、これ買ってなかった！」と少しでもお役にたてれば幸いです。
