器官や臓器は関連し合っている
人体には心臓や肺など様々な器官・組織がありますが、これらは1つ1つ独立して働いているわけではありません。運動で例えると、走るときは手足の筋肉を動かして前に進んでいきます。
寝坊して急いで学校へ向かうときの例を挙げてみましょう。
走って駅に向かう→心臓の動きが速くなる→呼吸の数が増える→体温が上昇→体温を下げるために汗かく→学校に到着→水分が欲しくなる→おしっこがしたくなる→お腹が空く→ご飯を食べる→授業が終わって家に帰る→汗を流すためにシャワーを浴びる→晩御飯を食べる→疲れて眠くなる→寝る→起きる→寝坊してまた走る(?)
ひぃぃ~‼学校に遅刻するぅ~‼って夢か( ゚д゚)ハッ!
このように、様々な器官がお互いに関連しながら機能していることがわかるかと思います。
まずは全体像をつかむこと
解剖生理を勉強するときは、まず最初に全体像とそれぞれの繋がりを掴んでいくことが大切です。
教科書を1ページ目から順番に勉強していくと出てくるのが細胞。最初から訳わかんなくなるやつですよね…。
授業をしていてここでつまづく人も多いなと感じています
全体としての人体の構造と機能(解剖生理)を理解することを目標にしていきましょう。
まず生理学、その次に解剖学
解剖生理の勉強の仕方としては、まず生理学を中心に始めていきましょう。
例えば、心臓は循環器系で学びます。循環器系の生理学といえば、体内を流れている血液を全身にぐるぐると回して運ぶことが大きな役割です。(これを循環といいます。)
心臓が血液を送り出すポンプの働きを担当していて、血液は動脈や静脈といった血管を通って全身を回っています。
まずはこういったイメージを持ってから解剖学(心臓の大きさや形、位置、血管の名称、血液が流れていく方向など)を付け加えていきます。いきなり心臓の大きさや血管の名前、それぞれの働きを一気に覚えようとしたら単なる暗記になりがちです。
暗記は苦手だよ~💦
基礎編の動画をアップしました!
それぞれの器官の役割を大まかにイメージしていくためにオススメしたいのが、YouTubeの再生リストにある「基礎編」の動画です。だまされたと思ってまずはこれを最初から最後までやってみてください。
なんで解剖生理を学ぶのかから始まって、なんで体内には血液が流れているのかなど基本的なことから始めています。
途中で止めてまた戻って聴き直したり、何度も繰り返し学習できるのは動画学習の強みです。「最後まで終わったよ!次何やればいい?」みたいな質問も待ってます!